だーめーおーやーじくらぶおんらいん

だめなおやじのおんらいんくらぶです。入退会おーるふりーです。

DIGITAL CONTENT EXPO 2010@日本科学未来館に行ってきた

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■DIGITAL CONTENT EXPO 2010 http://www.dcexpo.jp/
日本科学未来館 http://www.miraikan.jst.go.jp/

たまにはR2に乗って遠出しようと思っていたところ、このイベントの存在を知り、お台場あたりなら往復40kmと手ごろだし、ということで行ってみた。

展示をぐるっと見て回ってセンターステージに差し掛かると、ちょうど『Dance Robot LIVE ! - サイバネティックヒューマンHRP-4C -』ていう、産総研のロボットがVOCALOID with ぼかりす持田香織の歌を歌いつつ、SAMの振り付けでおねーちゃん4人を従えてダンスするというなんとも破天荒なイベントにぴったりの時間でラッキー。

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まあ客観的に見れば幼稚園のおゆうぎよりはマシな程度の動きではあるものの、思った以上にキレのある振り付けをこなし、足のうごきでリズムをとっていたりと案外すげえ。先週のCEATECでこのロボを見かけた時は立ってあいさつしたり歌ってるだけだったのがえらい違いだ。

ロボットというメディアにダンスというコンテンツを載せる、というような表現をされていたが、作ってみたの時代から用途開発へとどんどん進んでいるんだなあという印象を強く感じた。

それ以外ではCEATECで見れなかった東芝裸眼立体視ディスプレー&PCも全部置いてあったのが特にうれしかった。メガネかけるタイプほどの強烈な奥行は感じないけど、裸眼で見れるのはやはり非常に楽でいい。劇場はともかく、家庭用ではメガネ方式は早晩すたれると見た。

ただ、立ち位置の制限はけっこうシビア。とくに小さいサイズはちょっとずれるとぶれて見える。Nintendo 3DSなら画面のほうを動かして調整できるからましなんだろうが、これだとひとりエグザイルな感じになりそう。また、並んでた人のなかで「乱視だと3Dに見えない」という方がいた。ほかの方式も含め裸眼3D表示にはまだいろいろ技術的な課題があるなあという印象。

ロボットの声だけではなく、YAMAHAは単独でもブースを出していて、iPadアプリの初音ミクを触らせてもらえた。シンセサイザーフェスタで触ったKORG M01のシーケンス画面のように、直接ノートを触って動かせるのが気持ちいい。とくにスライド移動させると音階移動ごとにミクが発声するのがなんだか妙に楽しかった。

1000〜2000円あたりでの値付けを見込んでいるそうで、iELECTRIBEReactable mobileと並んでiPad欲しい病が再発してかなわんわ、ほんま。

そのほかにもさまざまな3D表示とのインタラクションデバイスがあって楽しかった。遠隔でモーションキャプチャした情報で3Dモデルをリアルタイム操作しつつユーザーの電脳メガネにAR表示するシステムとか産総研のロボットとか抱きつき反応のインターフェイスとかラブプラスとか、「カノジョ」を画面から出てこさせる要素技術はそろってきてるんだなあという印象。日本終了のお知らせも近いかも。まああと10年はかかりそうだけどな。

ほな、また。